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2010/01/05オススメの本

緑のちから

+DESIGNING という雑誌に

先端色彩研究室室長の南雲治嘉氏の「色の力」という連載があります。

色について、感覚やあいまいな説明ではなく

明確な根拠をもって、わかりやすく伝えてくれています。

 

まだまだ色については勉強不足な私なのですが、

vol.18 の緑についてのお話がとてもおもしろかったので

ちょっと紹介させていただきます。

 

色は、物体に光が当たり

その物体に吸収されずに、反射された光が「色」として

私たちの目にうつります。

 

色のなかでも、緑色は森林や草原の風景を連想させてくれて

心を癒してくれる色です。

 

では、その「緑」の代表ともいえる植物ですが、

植物のほとんどは青色と赤色の光を多く吸収し、

緑色の光を反射しています。

つまり植物自体は、光合成に必要な赤色と青色を吸収して、

不要な緑色をはねのけているから

私たちの目に緑色として見えるのです。

そして、その植物が不要で反射している緑色を見て、

私たちは癒されている、というわけです。

 

植物には不必要な光エネルギーを見て、癒される?

 

なんだか不思議な話しですが、

確かに色が見えるしくみを勉強してみると

その通りなんですよねぇ。

 

私の説明が下手で申し訳ないのですが、

連載ではとても分かりやすく書かれていますので、

興味のあるかたは是非読んでみて下さい。

 

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